Uber Eats(ウーバーイーツ)には配達パートナーに直接チップを払える機能があります
これは2020年から導入された仕組みで、私が配達パートナーとしてデビューした2019年はまだ始まっていませんでした
でも私は英語を話せるので「アメリカではやってんじゃねーの?」って調べてたんですよね
日本ではチップってあまり馴染みのない文化なので
- どれくらい払うのが相場なの?
- これって払うべきなの?
と悩む人もけっこういるんじゃないでしょうか
この記事ではそんな人のために
- チップ機能の仕組み
- チップを支払うときの相場
このあたりを重点的に解説していきます
Contents
Uber Eatsのチップの仕組み
Uber Eatsのチップの仕組みを説明するために、先に配達パートナーがどうやって報酬を支払われているのかを紹介します
配達パートナーは1件の配達ごとに
を受け取っています
2021年5月より上記の新しい報酬体制になり、具体的な計算式が非公開になりました。仕組みはブラックボックスになっています
計算式はおいといて、大事なのは10%のサービス手数料が引かれているということです
チップを配達パートナーに支払う場合、チップの金額に対してはこのサービス手数料が発生しません
何も差し引かれずに自分の気持ち(チップ)をそのまま配達パートナーに渡せるよ!
これがチップ機能です
Uber Eatsのチップの支払い方
チップを配達パートナーに支払えるタイミングは
- 注文完了直前
- 配達完了後
の2回あります。様子を見てから決めたい場合は配達後にチップを支払うか決めればいいと思います
ちなみにアプリを通して支払うチップは現金払いを選択している人は利用できません。クレジット決済などのキャッシュレス決済の人だけが使えます。
Uber Eatsのチップの相場
Uber Eatsではチップを支払うときに
注文の合計額の
- 5%
- 10%
- 15%
- 20%
もしくは
- 任意で注文の合計金額の2倍まで
の5つから選択できます
チップはもともと日本の文化ではないので、今回はアメリカのチップの文化を例に相場を見ていきましょう
アメリカのチップ相場っていくらくらい?
アメリカでは利用するサービスによってチップの相場が変わってきます。だいたいこんな感じ
- 一般的なレストラン:15~20%
- ビュッフェ:10~20%
- タクシー:10~15%
- ホテルの清掃:1日1~7ドル
- ピザの配達:20ドル未満なら3ドル、20ドル以上なら10~15%
「じゃあピザの配達に合わせて10%か15%が妥当?」
と思うかもしれませんが、そんなことはありません
実はアメリカのUber Eatsではチップは「1ドル・2ドル・5ドル」と、%ではなく定額の中から選択します。その中でも2ドルと5ドルが多いようです
フル稼働している海外の配達員たちの動画を見る限りでは、全体の8~9割くらいの頻度でチップをもらっているみたいです
チップに馴染みのない日本にしては、すごく高頻度・かつ金額に感じた人もいるかもしれません
でもこれには納得の背景もあります
Uber Eatsの基本報酬額は業界では相当低い
特に新報酬制度が入ってからは、配達員たちの収入が減りました
朝や夜の時間帯だと、1件300円の配達もザラになってきています
Uber Eatsは1件ごとに報酬が支払われる制度なので、1日中外で待っていても注文が自分に入らなければ収入は0なんです
なので場合によっては時給換算すると最低賃金を下回る人も出てきます
アメリカなどのサービス業はチップをもらえることを考慮して
- 時給は2ドル程度
- チップがもらえなかったときだけ最低時給約7ドル
という制度をとっているところが多いです
Uber Eatsは時給制ではありませんが、似たようなところがあるためアメリカなどではチップが一般のサービス業と変わらない頻度で支払われているみたいですね
チップは払いたいときだけ払えばいい
ただ配達の手数料は支払っているので、「チップを支払わないといけない」なんて感じる必要はありません
払いたいと思ったときだけで大丈夫です。日本アメリカ関係なく、Uber Eatsでは
- 配達の距離が比較的長かった
- 配達パートナーから気持ちの良いサービスを感じた
- あらイケメン(美女)、貢ぎたい
そんなときにチップをもらえることが多いです
日本では今のところ、もらえる金額は5%の割合が一番多いです
たまーにいろんな事情が重なって高額のチップをもらう人もいます
ちなみに初日の現金チップ頂いたのは、お客さんが住所間違えてたってプチハプニングありだったから、ブーストなくても600円超えてそれだけでも嬉しかったんだけど、あの、5000円札貰ったんすよ。(小声)これで死ぬまでウーバーイーツ続ける決意をしました。
— 若鶏。@ウーバーイーツ配達員 (@wakadori_3) September 15, 2020
結局は「気持ち次第」。これに尽きますね
まとめ:チップは「心が動いたときだけ」で十分です
Uber Eatsのチップについていろいろ解説しましたが結局言えることは
それだけです
「相手のしてくれたことに感謝の気持ちをお金で示す」
日本では馴染みのない文化ですが、こんな方法もありだと思います
実際私もUber Eatsの注文をするときは気持ちの良い配達をしてくれた人にはチップを支払っています(5回に3回くらいの割合)
ただ、これから先配達の単価がだいぶ下がってきた中で、チップがあるかどうかで配達のリクエストを受けるか判断する配達員も増えてくることが予想されます
実際に現場ではどういったことが起きているのか関心がある人は、かなり詳しい事情をまとめた記事を用意したので、よければ読んでみてください